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第一基本量・第二基本量・ガウス曲率

前回の続きです。

定義:第一基本量 E, F, G を次のように定めます:

   E = pupu
   F = pupv
   G = pvpv

このとき、 | pu×pv | は √(EG-F2) と等しい(プリントNo.1, 3(7))ので、

    dA = √(EG-F2) du dv

    A = ∬D√(EG-F2) du dv

と表現することもできます。

(u,v)の動く範囲が長方形 D={(u,v) | a≦u≦b, c≦v≦d}であるような場合には、

    ∫cd{∫ab | pu×pv |du }dv

    ∫ab{∫cd | pu×pv |dv }du

のようにして計算することができます。

さらに、第二基本量 L, M, N を次のように定めます:

   L = puuν = - puνu
   M = puvν = pvuν = - puνv = - pvνu
   N = pvvν = - pvνv

ガウス曲率 K を次のように定義します:
   K = (LN-M2)/(EG-F2)

演習

単位球面でガウス曲率の計算を行いました。