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距離空間の定義と例


距離関数

n は自然数とし、集合 X=Rn= { x=(x1,x2,……,xn) | xiR } を考えます。 X の上の距離関数は無数にあります。ここではそのうちの4つを取り上げてみます。

これらはどれもRnの上の距離関数です。各自、確かめてみましょう。 一部はレポート課題にします。

具体的な計算をしてみましょう。 R2 の2点 x=(1,2), y=(3,1) に対して、
   dD (x,y) =1,   d1(2)(x, y)=3,   d(2)(x, y)=√{5},   d0(2)(x, y)=2
となります。



課題 (次回、レポート提出)
  1. d(1) が条件D3をみたすことを証明しなさい。
  2. d(2) が条件D3をみたすことを証明しなさい。


自由課題 
講義において、次のような関係があることを述べました:
   d1(n)(x, y) ≧  d(n)(x, y) ≧  d0(n)(x, y)

他にどんな関係があるでしょう。