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まず、前回の復習を行い次の例題を解説しました。

例題:(X,d) は距離空間、A はその部分集合、{an}はAの点列で an→ x とする。このとき、x∈Aa を証明せよ。

レポート(提出日:1月の2回目の講義)
(X,d) は距離空間、A はその部分集合、x∈Aa とする。 このとき、 Aの点列{an}で、an→ x をみたすものが存在することを証明せよ。



直積距離空間の部分集合

定義: ふたつの距離空間 (X,dX), (Y,dY) の直積距離空間 (Z,dX x Y) を
   Z = X x Y
   dX x Y(z, z') = √{dX(x,x')2+dY(y,y')2}
と定める。ただし、z=(x,y), z'=(x',y')。

例題: (Z,d) を (X,dX) と (X,dX) の直積距離空間とし、 その部分集合 A を
   A = { (x,x) | x ∈ X }
で定める。このとき、A は (Z,d) の閉集合であることを証明せよ。