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小テスト:教科書 p.20 問題 1.10 (1)

単射・全射の続き

A ⊂ B であるとき、包含写像 i:A → B を i(a)=a で定めます。これは必ず単射です。 特に A=B のとき、これを IA:A → A と書き、A上の恒等写像といいます (IA(a)=a)。恒等写像は必ず全単射です。

公式:f:A → B を写像とするとき次が成り立つ:
  IB o f = f :A → B
  f o IA = f :A → B
合成の順に気をつけましょう。


全単射 f:A → B に対し、その逆写像 f-1:B → A を
   f-1(b) = a ⇔ b = f(a)
で定めました。また、このとき次の式が成り立つことを観察しました:
   f o f-1 = IB
   f-1 o f = IA



演習

プリント#3の[2][3]や 教科書 p.21 問題1.11を解きました。