好きな本・作家など


川口松太郎 (Matsutaro KAWAGUCHI)

長谷川伸に続き、川口松太郎を読んでいます。今、持っているのは次のもの:
  1. 「人情馬鹿物語」(講談社文庫)
  2. 「鶴八鶴次郎」(中公文庫)
  3. 「しぐれ茶屋おりく」(中公文庫)
  4. 「古都憂愁」(桃源社)
  5. 「蛇姫様(上・下)」(春陽文庫)
  6. 「川口松太郎集」(講談社・現代長編小説全集21)
[1]~[4] はいずれも短編集か連作小説で、寝る前に1編ずつ味わって楽しむのに向いています。
[1][は、作者と思われる「信吉」の見聞きした話が描かれています(『深川の鈴』だけは自分の話)。いずれも、何気ない導入部分から胸が熱く切なくなるようなラストまで、見事な語り口で魅了してくれます。
[2]~[4]のいずれも、同様に読み終えるのが惜しくなるような佳品揃いです。特に『鶴八鶴次郎』の思いがけない展開にはこみ上げてくるものがありました。映画化されたものも多いらしいのでチャンスがあれば観てみたいです。 先日(2008年2月)、NHKで深夜1975年の新橋演舞場での新派の舞台(鶴八:水谷八重子、鶴次郎:中村勘三郎)を放送していたので見ることができました。ちょっと鶴次郎のイメージが違っていましたが、やはり最後では泣けました。
[5]ははらはらどきどきの大衆時代劇で、ちょっと他のものと雰囲気が違っています。読み始めはがっかりしてしまったのですが、「姫」と「おすが」のレズビアン愛あたりで盛り上がりはじめ、「おすが」の兄「千太郎」が追っ手を逃れるために旅の芝居一座に入り、女形で人気を博すところではすっかり物語に入り込んでしまいました。もちろん、頭の中に描くのは春之丞さんです。
[6]には、『続人情馬鹿物語』『非情物語』『皇女和の宮』が入っています。 これは以前持っていたはずなのに引っ越しで処分してしまったらしくいくら探しても見つからないのでネットで購入しました。
それにしてもこんな傑作がのきなみ品切れとは……。

長谷川伸 (Shin HASEGAWA)

大衆演劇の「劇団・花吹雪」にはまってから、長谷川伸のものを時々読んでいます。 関連して、佐藤忠男の「長谷川伸論―義理人情とはなにか」(岩波現代文庫)も読むと面白いです。

綾辻行人(Yukito AYATSUJI)

館シリーズも悪くはないですが、「殺人鬼」のシリーズが面白いです。 何も申しませんので、先入観なしに読んでみてください。 ただし食事の前、夜寝る前などは読まない方がいいかも。 似たタイプでは、「ハサミ男」(殊能将之、講談社ノベルス)も面白かった (あれこれ納得のいかないところはあるけど)。 それに「鷹番」って、昔あこがれた女性が住んでいたところなんですよ、 ずいぶんうろうろした覚えが…(笑)。


江戸川乱歩(Rampo EDOGAWA)

中学生のとき新潮文庫にはいっている短篇集を読んで以来のファンです (もちろん「青銅の魔人」とか「電人M」なんかも持っていますが)。 講談社文庫で全集がでたときは評論だけ買いました。

ディック・フランシス(Dick FRANCIS)

毎年新作が待ちどおしい人です! あと何作読めるのでしょう。 日経に「奥さんがゴーストライターでは?」という 記事が載りましたが、はたして真相は?

最新作は Field of Thirteen (1998)です。先日昨年の 10 Lb. Penalty を 読みましたが、あまりにもつまらない話でがっかりです。 ここでは初期の面白いものをリストします。最近のものはあまりよくないです。


デイビッド・ロッジ(David LODGE)

安心して読めるコメディを書く人です。 ともに大学教員、必読の書です。こんな話、まわりで見聞きしませんか? 上は、イギリスとアメリカの大学教員が1年間、交換留学することになるが、 どちらも家族は自宅に残るので、ふたりの教員は仕事場だけでなく、 奥さんまで交換することに……、というような話です。 下は、上の話にでてくる二人も、もちろん出て来ますが、主人公は 若い大学院生に変わります。研究集会で出会った美しい女子学生を 求めて、世界中を、集会からまた別の集会へと追いかけてゆく話です。 いろんな人のエピソードがはさまれますが、ある研究者が国際的な 研究集会で講演するのに、出だしのところまでしかいつまでたっても 準備ができず、ついに当日、発表の時間がきて、自分の講演がはじまる ところなど、すごいスリルです。いやぁ、ぼくも似たような経験をよく するもので……。この人がどうなったかは、本でお読み下さい。 (どちらも翻訳がでています。上は白水社の新書で読めます。)

ロス・マクドナルド(Ross MACDONALD)

ロス・マクドナルドはミシガン大学を出た人で、ぼくのいたエンジェル・ホールをモデルに しているんじゃないかと思える記述のある本があって、気になり、全部揃えました。 ハードボイルドでなく普通のミステリーとして読めます。

その他のミステリ・スリラー・SF(Other Mysteries, Thrillers, and SF)


うるさ型の人たち

昔からうるさ型の人間の書いた物は面白くて大好きでした。


泉鏡花

なんといっても一番好きな作家をひとりだけあげろと言われたら、 鏡花の名前をあげないわけにはいきません。1970年代の初め頃、ぼくはまだ学生で寮に住んでいた頃、 岩波書店から鏡花全集が復刊されることになり、両親に頼んで実家のほうで予約購読してもらいました。 これは非常に装丁の美しい本で、宝物です。 特に気に入った話のある巻二、巻三だけを現在手元に置いています: 実のところ30冊ぐらいあるうち後ろの方はまだ未読なのです。 家が広ければ実家からこちらに移すのですが、なかなかそういうわけにいかず困っています。 (岡山に引っ越ししたので、山口から車で運びました。)

コレクターズ・アイテム(?)


トンデモ本関連

どちらも引っ越しで処分しました。

その他

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