藤岡 奈津子さんの『北京だより「陽光燦爛的日子」北京で公開!』 (シネマジャーナル 34, Oct 1995)より:
 この映画は観る者を幸福にしてくれる。より正確に言えば、観客の 幸福な記憶に訴えかけるものがあると思う。私は観ていて何度も目の奥に 涙がにじむのを感じた。夏の青い、青い空、降り注ぐ輝かしい光り、なつかしい 友達の笑顔、自転車で駆け抜けた野原…。おそらく誰もが心の底に持っている “光り輝く日々”の記憶がゆっくりと呼び醒まされて、詩情豊かな映像となって 目の前のスクリーンに広がってゆく。
これを読んでいるだけで、涙がにじんできてしまいますね。(山崎)