冬休みにみた映画
平成10年から11年にかけての冬休みに、いろいろ面白い映画が
テレビで放映されました。また、以前録画したまま観ていなかったものなどを
まとめて観るチャンスもありました。
- 面白かったもの:
- 「恋する惑星」:金髪とサングラスの女が
味わいがあってよかった。後半のフェイ・ウォンという人ははじめて
みましたが、なかなか面白い顔をしていますね。
- 「天使の涙」:音楽がよかったせいで、
とても印象に残る映画でした。ジューク・ボックスから流れる別れの歌が、
なんかどこかで聴いた曲だなと思いましたが、あとでテレサ・テンのCDで
聴いた「忘記他(彼を忘れて)」という曲だったことに気づきました。
ここでは違う方が歌っていますが、いい曲ですね。
- 「つきせぬ想い」:アニタ・ユンがとても
かわいい。でも、彼女の病気が再発してからは、可哀相で観ていられない…、
といいつつ録画して2回観ました。
- 「野菊の如き君なりき」:何年か前に、
池袋の文芸坐で笠智衆さん追悼のオールナイトがあったとき、初めて観た
映画です。好きあっているのに仲を引き裂かれる主人公ふたり、とくに
民子のほうが痛々しい。回想シーンが楕円型のフレームに入れられて表示されるのは
やや目障りでした。
- 「ラジオ・デイズ」:
ユダヤ系アメリカ人の家庭が描かれています。とても面白い映画でした。
ぼく自身はラジオに対する思い入れはないけれど、面白い
エピソードがいっぱいつまった映画は、観ていてほんとに楽しい。
- まあまあだったもの:
- 「阿片戦争」
- 「不法侵入」:パトリシア・ハイスミスの
小説を読んでいるようななんとも言えないうっとうしさがよかった。
- 「コピー・キャット」
- つまらなかったもの:
- 「フィフス・エレメント」:あまりにも
ふざけすぎていて、しかもちゃちでバカバカしくて、観るに耐えない映画でした。
- 「ラストマン・スタンディング」:登場人物の
行動がどれも納得いかない。
- 「ケープ・フィアー」:主人公の復讐鬼は
存在感があったが、彼に狙われる弁護士が非常にいやな最低の男なので映画自体が
好きになれなかった。
また1月7日は久しぶりに東京で映画を見て来ました。
- まず1本目は新宿東映パラス2で「アンナ・マデリーナ」。
脚本が「ラブソング」の人なので期待したのですが、
やや期待はずれ。後半の小説のシーンがつまらない。アニタ・ユンの役も妙に暗く
魅力なし。カヴァレリア・ルスティカーナの間奏曲が2箇所で使われてたり、
小説の主人公の少年が鍵をあける名人だったりするのは
「太陽の少年」を意識しているのでしょうか?
でもケリー・チャンはなかなかよかった。
- このあと、TSUTAYA で「ラヴソング」と
「月夜の願い」のビデオを購入。
(「月夜の願い」は期待したほど面白くはなかった。アニタ・ユンがあまり
メインでなかったせいかも。)
- 次に下北沢に移動しシネマ下北沢で「趙先生」
を見る。なんと客はぼくも含めてたったの2人。大丈夫かな…、ここ。
映画はなぜかバックの音を大きく入れてあり、頭が痛くなりそうで困りました。
- その後、渋谷に移動し、「ラブゴーゴー」
を観にユーロスペースへ。
「ぴあ」に載っている写真が馬鹿馬鹿しそうなのであまり期待せずに見始めたら、
なんとこれがすごくいい映画! 特に最初のはなしの中の透明人間のエピソードの
イメージが強烈。まるで浅田次郎の小説のようでした。残り
ふたつもなかなかよく、おデブの女の子も可愛い。
WinK Cine Clubの
おすすめ映画
にもなっています。
- 本当はそのあとレイト・ショーで「熱帯魚」
も観るつもりで出かけましたが、
寄る年波には勝てず、夕食をくってから、自宅へ戻りました。
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