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2007年
12月9日の時点での個人的ベスト10です。劇場で見たものから選びました。
弓
ふみ子の海
世界最速のインディアン
明日、君がいない
暗いところで待ち合わせ
サンジャックへの道
アヒルと鴨のコインロッカー
バブルへGO!! タイムマシンはドラム式
魂萌え!
ドリーム・ガールズ
暗いところで待ち合わせ
(2007/1/6,1/7, シネマクレール石関): 今年最初に劇場で観た映画です。あまり期待していませんでしたが、 乙一の世界をうまく映像化していました。 まあ、現実にはありえない状況で、現実にはありえないような女の子が出てくる、 オタクの妄想の世界なので、馬鹿馬鹿しいと思う人には馬鹿馬鹿しいでしょうけれど、 けっこうそういう世界が好きなので、はまってしまい、二日続けて観に行って しまいました。 実際に、一人住まいのところに、怪しい男が侵入してきたら、ものすごく怖くて、 気持ち悪いですよね〜。 そう言えば、今年始めて買った映画のDVDは『アンジェラ』なのですが、 これも男の妄想の産物で、とっても好きなのです。
そうそう、昔、状況劇場にいた安保由夫と十貫寺梅軒が出てましたね。 ちょい役ですが。最初は気づきませんでした。なつかしい……。
明日へのチケット
(2007/1/8, シネマクレール丸の内): 3人の監督によるオムニバス。どうっていうことはない話が続くのですが、 それなりに楽しめました。お客さんもいっぱい入っていました。びっくり! 個人的には、第2話に出てくる可愛い少女(端役)と、 同じ話の主人公の理不尽なご婦人に、心惹かれるものがありました。 なんでかな。 ところで、第3話のスコティッシュの若者たちのことばは、非英語国の人たちの英語より、 はるかに聞き取りにくいと思いませんか。
上海倫巴(上海ルンバ)
(2007/1/10, 中国版DVD): 夏雨くんが出ているので購入しましたが、中国語字幕で観たので、 注意がそちらにそがれてしまったのか、特にどうということもない、 退屈な映画でした。
幸福のスイッチ
(2007/1/19, シネマクレール石関): 上野樹里をみているだけで幸福になる映画です。前半、樹里はず〜っと、 不機嫌な顔をしているのですが、それがまたいい!
田舎の電器店を描いた映画ですが、観ている間ずっと、 前に住んでいたところにあった「T電器」を思い出していました。 その店もやはり、いつ行ってもだれか近所の年寄りが茶飲み話をしていました。 我が家を建てたとき、電器製品、特に蛍光灯の予算をケチったので、 じきにハンダがとれてつかなくなり、順番に故障していきました。 その修理で「T電器」にはすっかりお世話になってしまいました。 それから、団地の街灯の蛍光灯の交換なども、この店でやってもらっていました。 最近では、そういう外回りの仕事は、跡継ぎの息子さんがやっておられました。 全国のこういった電器店がずっと生き延びていくといいですね。
麦の穂をゆらす風
(2007/1/20, シネマクレール丸の内): 観ているのが辛い場面がいっぱいある映画でした。 結局どういう立場のものであっても、 「軍隊」っていうのは非人間的な組織なんですね。 どんな目的や理想があっても、それは変わらない。 普通だったら絶対にできないことをせざるをえない状況になってしまう。 この映画では同じような状況が2度繰り返し描かれることによって、 その現実を観る者に突きつけていました。 ちょっと重すぎるけど、見応えがありました。
イカとクジラ
(2007/1/20, シネマクレール丸の内): ダメ親のせいで崩壊する離婚家庭を描いた映画です。 コメディなんだけど、観ていてけっこうイタイです。 予告編でも感じていたんですけれど、父親の性格が悪い。 4人家族でダブルスの試合をするとき、 ペアを組んでいる長男に母親の弱点を狙うよう、指導したりしちゃうわけです。 楽しくやればいいのに……。でも、それがテニスっていうもの? ……だからぼくは対戦するスポーツって好きじゃないんです。 夫婦の不仲が子どもたちにも影響を及ぼして、 長男も次男もロクでもないことばかりしちゃうのですが、 まあそれでも、思い出してみると、自分も似たようなものだったかも。 なので、子どもたちのことは優しい目で見ることができました。 母親もけっこう同情できるかなと思います。 でも、二人とも、自分のことしか頭にないみたいです。 タイトルがずいぶん変ですが、これは、長男がカウンセリングで、 「一番楽しかった思い出は?」と聞かれて最初は何も思い浮かばないんだけど、 突然思い出した母親との思いでに関係したものなんです。 イカはとっても巨大なので、最近話題のダイオウイカかもしれませんね。 ところで、ぼくの一番楽しかった思い出ってどれかなあ。 色々ありすぎてひとつにしぼりきれません。
ところで、映画の中で父親がビンガムトンのニューヨーク州立大学で 講演をするところがありましたね。 このあいだ11月に、ビンガムトンに行ったばかりだったので、 その話が出たところで、ひょっとしてビンガムトンが映るのかな…… って期待しましたが、どうも現地ロケはなかったみたいです。 残念!
マイケル・コリンズ
(2007/1/25, DVD): 「麦の穂をゆらす風」関連で、知人からDVDを借りました。 この映画も、イギリスから独立するためのテロ活動と 条約締結からの内戦のふたつの時代の対比が興味深かったです。 主人公の立場がある意味逆転してしまう(テロを実行する側から テロを封じる側へ)というのは、「麦〜」の兄の方と重なります。 歴史映画としても、サスペンス映画としても、よくできた映画だと思いました。
ファム・ファタール
(2007/1/25, テレビ): 『アンジェラ』のリー・ラスムッセンが観たくてテレビをつけました。 以前に一度テレビで観ています。見どころは出だしのカンヌ映画祭を舞台とした 宝石強奪(でもないか)のレズビアン・シーンと中盤のバーの地下でのダンスシーンでしょう。 DVDが欲しいと思いましたが、廉価盤は出ていないようですね。残念。 これって、何度も観て楽しむ映画ですよね。何を書いてもネタバレになりそうなので、 何も書かないことにします。それにしても、デ・パルマの映画の男って、 なんか純情でいいなあ。
ラジニカーント★チャンドラムキ
(2007/1/27, シネマクレール丸の内): 筋立てはテレビの2時間サスペンスでももうちょっと複雑という程度の内容ですし、 最後の解決の仕方も子供だましといえなくもないんですが、なにしろ これはミュージカル映画ですので、歌や踊りを堪能できればそれでいいのでしょう。 ぼくは十分に楽しみました。翌日の上映の時、大阪の方から団体で追っかけのファンらしき 人たちが大挙して見に来られていたようで、 まあさすがにそこまでははまれませんでしたが……。
unknown アンノウン
(2007/1/27, シネマクレール丸の内): 結末の付け方にかなり期待していたのですが、それほど驚くようなものではなく、 しかもちょっと後味が悪いのが残念でした。
魂萌え!
(2007/1/28, シネマクレール丸の内): これは面白い! 三田佳子と加藤治子の怪演も話を盛り上げていましたが、 やはりなんと言っても風吹ジュンのふんわかした演技がよかったです。 恋人ができてウキウキしている彼女も可愛かった。 ともかく彼女のおかげで、ほんとだったらドロドロになりそうな話が とても気持ちよい話になっていました。 三田佳子との対決シーンでの「素足」の使い方もうまい!
ディパーテッド
(2007/1/30, 岡山メルパ): どうしても「インファナル・アフェア」と比べてしまいます。 なんか情感というものが不足しているような気がしました。 潜伏の期間も短すぎませんか……。オリジナルでは10年ですよ。 潜伏警官の正体に気づく仲間の扱いも、あまりに情がない。 という訳で口直しに、オリジナルを見直そうとしたら…… パート2を観ているときにDVDプレイヤーが壊れてしまいました。 トホホ。今、新しいのを注文中です。 しばらくDVDが観れません。
世界最速のインディアン
(2007/2/3, シネマクレール丸の内): 凄い!速い!面白い!楽しい! 見終わってほんわかしたいい気持ちになれます。 塩の平原はバイクで転ぶと痛そうでしたが……。 なんか、もっと話題になっていい作品だと思います。 主演がアンソニー・ホプキンスというので退いてしまう人が多いのでしょうか。 絶対オススメです。 まあ、みんないい人ばっかりすぎると言えば言えないこともないですけどね。
それでもボクはやっていない
(2007/2/4, TOHOシネマズ岡南): おもしろくなかったってわけではないですが、 エンタテインメントとしてはどうでしょうか。 見終わってため息をついてしまいました。 何度もみたくなる映画ではないですね。
悪い男
(2007/2/5, BSジャパン): いやあな気分になるんだろうなあ……と思って見始めましたが、 なかなかの純愛ものではないですか。 エロチックなシーンもけっこうあるし(^^)。 ツボにはまる映画でした。
春夏秋冬そして春
(2007/2/6, BSジャパン): 翌日も、キム・ギドク監督の映画が放映されたので、 見逃すわけにはいきません。湖の中に浮かぶ寺(?)という不思議な設定の中で、 孤児の人生の変転が季節の変化になぞらえて描かれます。 これもいい!
ホワイト・バレンタイン
(2007/2/12, NHK): おお、チョン・ジヒョンの「ホワイト・バレンタイン」! NHKも嬉しいこと、してくれますね。 朝のんびりしていたので、もう少しで見逃すところでした。 ジヒョンちゃんはやっぱりかわいい! ファンにはたまらないですね。
バブルへGO!! タイムマシンはドラム式
(2007/2/15, 岡山メルパ): 話はめちゃくちゃでしたが、十分楽しめました。 広末、いいですねえ。
お馬鹿映画に突っ込みをいれるのもナニですが、 タイムマシン映画では最近でも「サマー・タイムマシン・ブルース」というのが あったので、一言書くと、過去から二人が戻ってきた世界には、もうひと組 母親と娘がいるんですが、一体、この二組はどういう暮らし方を するようになるんでしょう。ややこしいと思うんですが……。
ドリームガールズ
(2007/2/17, 岡山メルパ): 初日、二回目を見に行きましたが、一回目の上映がトラブルのせいで 20分ぐらい終わるのが遅れてました。この回に見た人は気の毒でしたね。
さて、映画はとても面白かったです。ステージシーンが見応えありました。 同じ歌を続けて別の人に歌わせるなんて、とてもスリリングでした。
弓
(2007/3/4, シネマクレール丸の内): 海に浮かぶ釣り船に住む老人と少女の物語。 二人は幸せに暮らしており、老人は少女が17歳になったら結婚するつもり…… なのですが、若い釣り客に少女が惹かれ、その関係が次第に変わっていく…… という極悪非道というかスリリングな話です。 常識的な結末に落ち着くかと思わせた後の、思いもよらぬ展開には仰天してしまいました。
少女役の女優さんがよかったです。とても色っぽいです。 ある角度からだと、『HINOKIO』のときの多部未華子とそっくり!
老人がカレンダーの婚礼の予定日の欄にハートマークを書いているのがちょっとウケました。
バッテリー
(2007/3/11, 岡山メルパ): 岡山県人としてやっぱり見に行かなくてはいけない映画なのでしたが、 なにしろ岡山県をほとんど知らないので、そういう意味では楽しめませんでした。 映画自体は、まあ、面白かったのではないかと思います。 主人公の天才少年ピッチャーはなかなかの美形でしたし、 彼に惚れ込むピッチャーの少年もほのぼのとしていい感じでした。 ただ、対戦する3年生の選手が、中学生にしてはあまりにもおじさんっぽくて、 どうにかしてほしかったです。
鉄コン筋クリート
(2007/3/20, シネマクレール丸の内): なんとまあよく書き込んだアニメですね。 それが3Dでぐりぐり動くのでくらくらしました。 シロとクロという何やら暗示的な名前の浮浪児の絆を描いた見応えのあるアニメでした。 ただ脇役たちはいささかありがちなキャラクターばかりだったですし、 悪役とその三人の部下の顔にリアルさが欠けている気がしました。
あるいは裏切りという名の犬
(2007/3/21, シネマクレール石関): 緊迫感に満ちた映画でした。 音楽がやりすぎなくらいに盛り上げるし。 ただ話は暴力いっぱいな悲惨な物語。 最後だけはちょっとほっとしましたが。 実話に基づくそうなので、暗澹たる気持ちになります。
悪夢探偵
(2007/3/21, シネマクレール石関): 二人の被害者の夢の中が無茶苦茶怖かったです。 スプラッタ・サスペンスですが、なんと言っても監督自身が演じる異常者が やりすぎなくらい迫力満点です。携帯での会話も怖い。 松田龍平もはまり役でした。 「ああ、いやだ。ああ、いやだ」のせりふ以外は最高でした。 ただ、夢を見ると危険だとわかっているのに、 人員を配置して危険物を完全に撤去して対策をとらないのかと思ってしまいました。
新宿梁山泊の金守珍とコビヤマ洋一がちょい役で出ているのも見どころのひとつでした。
愛されるために、ここにいる
(2007/4/1, シネマクレール丸の内): フランス版「Shall We Dance?」と言えなくもない映画です。 観ていてとても胸がときめいてきます。 それと同時に老いた父と主人公との関係も泣かせます。 自分や妻の親が年を取ってきているので、こういう話はとても身近に感じます。 ずいぶん泣いてしまいました。
あかね空
(2007/4/1, シネマクレール石関): 人情話は別に嫌いじゃないんですが、 それぞれの人の気持ちがぼくの胸を震わせるような場面が全然ありませんでした。 特に長男関係の話が全然説得力なくて、 馬鹿母と馬鹿息子にはあきれてしまいました。 でも、あの人とあの人が同じ俳優さんだったとは、 びっくりしてしまいました。全然気づきませんでした。
セカンド・コーラス
(2007/4/7, DVD): フレッド・アステアって本当にダンスの天才ですね。普通じゃないです。 凝りすぎとも言えるほど。 ろくでなしの二人組が主人公の脳天気な映画です。 気楽に楽しめます。
ブラックブック
(2007/4/7, シネマクレール丸の内): 面白い映画でした。けど、これ何度も何度も予告編を見てしまい、 しかもその予告編がストーリーをほとんど全部ばらしているので、 ああ、ここでナチスが出てくるんだな、とか、ああ、ここで正体がばれるな、とか、 ああ、これは罠なんだな、とか、ああ、ここで飛び降りるんだな、とか、 みんなわかってしまうので、非常に残念でした。 予告編を作る人はもう少し慎重にお願いしたいです。 一番気に入ったシーンは、やっぱり金髪に染めるところでしょうか(笑)。
幽霊紐育を歩く
(2007/4/14, DVD): 「星に願いを」のオリジナルである「星願」のそのまたオリジナルである 「天国から来たチャンピオン」のさらにオリジナルである「幽霊紐育を歩く」を 初めて観ることができました。フットボールとボクシングが違うだけで、 「天国〜」とほとんど同じですね。ラストでは泣けました。名作ですね。 このDVD、画質が良くてびっくりしました。
プロジェクトBB
(2007/4/15, TOHOシネマズ岡南): あかちゃんが可愛い!!!!! そして、泣いたり笑ったりの演技(?)が最高でした。 ひさびさに映画館で大声で笑いました。みんな笑ってるから、ぼくも 安心して笑えました。ジャッキー・チェンもいい年をしてまだまだがんばっています。 エアコンの室外機を使ってぴょんぴょんビルの外壁を降りるところなんか すごいじゃないですか。 香港映画ですが、北京語がいっぱい出てきて、 今の香港の様子がうかがえますね。
ホリデイ
(2007/4/15, TOHOシネマズ岡南): 気楽に楽しめるいい映画でした。どちらかといえばキャメロン・ディアスの方が 好きですが、主演女優さんは二人ともそれぞれに魅力的でした。 でも、一番よかったのは、二人の少女がからむシーンでした。 お父さんもいい雰囲気でした。家族のシーンっていいですね。
ブラッド・ダイヤモンド
(2007/4/15, TOHOシネマズ岡南): 初っぱなから、目を覆いたくなるようなシーンが出てきてどうなることかと思いました。 内戦というのはほんとに悲惨ですね。風景はすごいですけど……、 なんかアフリカに行きたくなくなります。 姪っ子はこの間タンザニアに行って、すっかりはまってしまい、 この夏もまた出かけるようです。 まあ、難民の出ているようなところには行かないでしょうから、心配していませんが。
何でみんな無事なんだ?!普通あいつとこいつは死ぬだろ!みたいな感じで おおざっぱに話が進みますが、僕的には、あまり悲惨な結果にならず、ほっとしました。 まあ、あの男が死ぬのは仕方ないですが……。
留置所のシーンあたりでなにやらデジャヴ感があったんですが、後で先日テレビで観た 「コラテラル・ダメージ」と重なったんだな、と気づきました。
眉山
(2007/5/13, 岡山メルパ): ストーリーがあまりにもありがちでしらじらしかったので、 ひたすら宮本信子さんをほれぼれしながら観ていました。 あんな不幸なことがあったのに素晴らしい演技をされていて、 なんかそれだけでジーンと来てしまいました。
個人的な意見ですが、男が小さな子に「お母さんのことを頼むよ」 などと言うのはあまりにも無責任で、ひどい話ですし、 その母親が、若い医師に娘のことを託すような頼み方をするのも ちょっとどうかと思いました。 ひとに重荷を背負わせるようなことはするべきではないです。
バベル
(2007/5/14, 岡山メルパ): 最初から何やらいやなことが起こりそうな雰囲気で始まって、 その心配通りになってしまう恐ろしい映画でした。 メキシコと東京の部分はさほどでもないですが……。 モロッコの山に住む家族の話が痛々しかったです。 ただ長さの割に、おのおのの話は単純でちょっとじれったい感じもありました。
サマリア
(2007/5/16, テレビ): 女子高生ふたりがとてもいいです。 一人は『弓』にも出ている多部未華子似の子(好きです!!!)。 異常な状況を設定してはいるけれど、この二人を描く部分は幸福感にあふれています。 でも多部未華子は途中で死んでしまいます。 なぜそういう行為をとらなければならなかったのかよくわかりません。 ここからは残った子とその父親の辛くて痛い物語になります。 その父が無惨。父親と娘ってこんなに対話がないの? ちょっと暴力描写はキツめです。
今宵、フィッツジェラルド劇場で
(2007/6/13, シネマクレール丸の内): 劇場での生演奏をラジオで中継しているという設定で、本当のミュージシャンと 役者さんが混ざって出演しています。なにしろ音楽がひたすら続き、 ドラマがあちこちにちりばめられて進んでいき、とっても楽しいのですが、 ミュージシャンと比較して役者さん達のちょっと大げさというか、 (上手いんだけど)わざとらしい感じの演技が気になってしまいました。 天使まで出てくるし、嘘っぽさが目立つんです。 まあ、それもおかしくてよかったと言えなくもないかな? でも、いっそのことみんなプロのミュージシャンにしちゃったほうがぼく好み。
しゃべれども しゃべれども
(2007/6/13, シネマクレール丸の内): 「今宵、〜」に続けて観ました。ぐわぁ、ぶすっとした演技の香里奈さんが、可愛い! 好みです。こんな可愛い女性がふられる訳はないんですけど、 まあ映画ですからそれくらい目をつむりましょう。 主人公が片思いでふられる女性も、うちのかみさんに似て可愛かったです。 あと、なんと言っても、都電がいっぱい出てくるのが嬉しいです。 今度あのクリーニングのお店も、観に行きたいです。 公式サイトによると雑司ヶ谷の鬼子母神も使われてます。 主人公達のバックに駄菓子屋が見えてたのがそうだったかもしれません。 バックにピントが合わなかったのではっきりしませんが。 全体的には、あまり盛り上がりもないし、説得力のない映画だったです。
傷だらけの男たち
(2007/7/20, シネマクレール丸の内): なんか後味が悪いですね。 偶然の一致というのもなんだかなあ、という気がします。 まあ、面白かったんですけど。
明日、君がいない
(2007/7/20, シネマクレール丸の内): 観ていて痛い映画ですが、なかなか良くできています。 人の心の機微にはうといほうなので、 結局なぜあの人が自殺したのか、ぴんときませんでした。
ツォツィ
(2007/8/1, シネマクレール丸の内): 期待してたんですけど、リアルさに欠けていて、イマイチでした。 赤ちゃんの世話ってもっと大変じゃない?
サンジャックへの道
(2007/8/2, シネマクレール丸の内): フランスからスペインまで徒歩で巡礼のたびをする人たちを描いたロードムービー。 これは面白い! 安心して観ることができました。 景色もすごいですね。 日本でもお遍路さんをテーマに映画が作られたりして……。
ボルベール<帰郷>
(2007/8/18, シネマクレール丸の内): 主人公とその家族にとんでもないことが起きたり、過去に起こっていたりするんですけど、 沈み込まないでどんどん行動していく主人公がすごいです。 美人過ぎるのが不自然と言えば不自然ですけど。
ヒロシマ ナガサキ
(2007/8/19, シネマクレール丸の内): 地獄のような経験を実際にした人が直接語っている姿を観たり、 その人の被爆前の写真や被爆後の写真・映像を観るというのは、 本当に胸が痛くなるような経験でした。
夕凪の街 桜の国
(2007/8/19, シネマクレール丸の内): 今までに麻生久美子を観たのが「溺れる魚」と「はさみ男」だったので、 こんなにも正統派のヒロインを演じているのは初めて観ました。 その分、やや物足りない気はするものの、 なにか守ってあげたくなる雰囲気は十分にあって、 木の下で亡くなるときのあのはかない美しさはよかったですね。 一方、後半の主人公・田中麗奈も年の割りにかわいい女の子を演じていて、 なかなかよかったです。友人とホテルの風呂に一緒に入るシーンは ちょっと期待してしまいましたが、まあ、それは話の展開上、 絶対に無理ですよね(^^; でも、この監督さんは「チルソクの夏」でも女子陸上部員の主人公たちに 着替えのシーンを用意したりして、けっこうサービス精神が旺盛なんでしょうか。 風呂のシーンは前半にもありましたね。きっと昔「時間ですよ」が好きだったのに 違いありません。
キサラギ
(2007/8/19, シネマクレール丸の内): ぼく自身がミーハーなので、ファンの妄想をかなえてくれる映画は好きです。 ただ、アイドルの少女がむごい亡くなり方をしているんで、 どうしても気持ちが盛り上がりませんでした。
天然コケッコー
(2007/9/6, シネマクレール丸の内): 不思議な題だとおもっていましたが、天然ぼけの女の子の物語でした。 というか物語というほどの物語はないんですけど。 海がとても綺麗だったのでどこかなあ、と思って見ていたら 島根県の浜田市あたりの田舎が舞台でした。 この女の子が好きになる男の子がなかなかのイケメンでした。 メイクして女形をやらせるといいかも……なんて思いながら見ていました。 大衆演劇の見過ぎでしょうか。 隣にいたかみさんが飽きてきて、大あくびをするのには弱りました。 ぼくは可愛い子が出る映画は、それだけでうれしくなるので全然退屈しませんでした。
絶対の愛
(2007/9/8, シネマクレール丸の内): 見る前から痛そうな映画だと予想していましたが、 冒頭の整形手術は下を向かずにはおれないときもありました。 主人公の女性がちょっと、異常すぎるんでひいてしまいました。 こんなのと関わったら大変すぎます。 おまけに、顔が(どちらも)ぼくの好みじゃない! というわけで、「弓」と比べると魅力がない映画でした。
雲水謠 The Knot
(2007/9/9, 中国版DVD): ヴィヴィアン・スーの悲恋物語。 プロローグ部分が終わりタイトルが出る前のところで、多分CGなんだとは おもうけれど、カメラが町の中をず〜っと下がっていく1カットの長いシーンがあって、 面白かったです。台湾の田舎の風景もなかなかよかったし、後半チベットが舞台になるところも、 綺麗な風景がいっぱい出てきました。こちらでもGoogle Earthみたいな(たぶんCG)シーンもあって、 映像にはなかなか凝っていました。 演技では主人公のふたりより、リー・ピンピンの方が迫力がありました。 この人、ほんとにチャーミングですね。
殯(もがり)の森
(2007/9/9, シネマクレール丸の内): きっと退屈だろうな、と思っていましたが、なかなか面白かったです。 前半、役者ではないおじいさんやおばあさんたちと絡むシーンは、本物と 偽物の差が大きすぎて違和感がありましたが、後半、 山が舞台になると「演技」していることが「自然」な設定になってからは、 面白く見ることができました。 ただ、主人公の女性が子どもを失っていることと、 初老の男が妻を失っていることがあまり絡んでこなかったのは、 物足りなかったかな。 2度見るのはうんざりするけれど、寝てしまうほどの映画でもなかったです。 風でうねるような森の姿は一見の価値があるかも。
それでも生きる子供たち
(2007/9/21, シネマクレール石関): 厳しい状況下で生きる子供たちの姿を各国の監督が描いたオムニバス映画。 ドキドキするシーンも多いが、基本的に温かい目で描いているので、 それほど心配する必要はなかった。幻想的な描き方のものはインパクトが弱いかな。 ジョン・ウーの話の最後はちょっとヘン。
クローズド・ノート
(2007/10/4, 岡山メルパ): エリカ様が話題だったので、観てきました。可愛い役でした。 筋がミエミエだったこと、 ノートを読むスピードと現実の進むスピードが一致して描かれることの不自然さ、 お別れ会のあった日の女教師とノートの動きと事故の関係があいまいだったこと…… など、傷の多い映画でした。 ラストシーンも、あれがみんなゴミになるなあ…… と気になってしまい盛り上がれませんでした。
エディット・ピアフ 愛の賛歌
(2007/10/6, シネマクレール丸の内): いやあ、なんというか凄まじい悲惨さです。40代なのにもう老婆のよう!
映画は前半面白かったのですけれど、だんだん飽きてきました。 マルセルの死から半狂乱になり、舞台に進むシーンはよかった。 時間が前後するので、一体どれが誰なのか、わからなくなってしまいました。 名前もシモーヌとかモモーヌとか紛らわしいし。
サントラCDは欲しくなってしまいました。
アヒルと鴨のコインロッカー
(2007/10/14, シネマクレール石関): 原作を読んでいたのですがすっかり忘れていて、とても面白く観ることができました。 ペット店の女性の雰囲気がよくて、悲しい結末ではあるものの、心地よい雰囲気がいっぱいでした。 ただ、留学生の日本語が時期があまり変わらないうちにとても上手になるというのは 無理な気がしました。
サウスバウンド
(2007/10/14, シネマクレール石関): 主人公のでかい態度がとっても不愉快な映画でした。無責任だし……。 そんな父親でも子供達がけなげに生きているのが救いでした。
自虐の詩
(2007/10/29, シネマクレール石関): 予告を見て心配していたほどDV度は高くなく、少しほっとしました。 それでも、男の昔の姿とパンチパーマになってからの姿は あまりにも隔たりすぎていて、人物像に納得できないです。 新世界付近が色々出てきて、巨大なビリケン像も懐かしく、 見て損ではなかったかな。
クワイエットルームにようこそ
(2007/10/29, シネマクレール丸の内): 「自虐の詩」に引き続き、こっちにもビリケンが出てきました。 ぼくの買ったのよりもっと大きいのが放送作家の部屋に飾ってありました。
それはさておき、こっちは予告編をいい意味で裏切るいい映画でした。 大竹しのぶの印象が強くて、やたらうるさい映画化と思いましたが。 なかなかしっとりしていました。 主人公の内田有紀の少年っぽさがたまらなくいいです。 ちょっと化粧のキツイ蒼井優も見慣れてくるといいですね。 「17歳のカルテ」なんかと比べると、全体的にあまったるい感じはありますが、 見て良かったです。
浪華悲歌
(2007/11/3, 岡山市デジタルミュージアム・岡山映画祭2007): 1936年の映画。監督は溝口健二で、主演は山田五十鈴。 題は「なにわえれじー」と読みます。 昭和の初期の大阪が舞台です。すっごく古いのですが、街には地下鉄が走っていて、 それも自動ドアだし、ちょっとびっくりしてしまいました。 でも、洋服の男性も家に帰ると浴衣と丹前に着替えたりして、時代を感じさせます。 主人公の妹は外では私服なのに、家ではセーラー服を着たままだったりして、 なんだかヘン。そんなものだったのでしょうか。 ともかく時代風俗がとっても面白い!
中身は、主人公の女性が家族のために金を得ようと身を持ち崩していく話でした。 まあ、出てくる男が皆どうしようもない連中ばかり。 妹も勝手なことをいうし……。でも、主人公も、もともとそういう女だったのか、 好きな男の目の前でアバずれた態度を2番目の男に対してとるというのが、 一番の失敗。馬鹿ですねぇ。男から金を簡単に得られるというので、あまりにも 人を馬鹿にしてます。なので、同情する気が全然おきませんでした。 溝口監督の作品では、「西鶴一代女」も昔見ましたが、全然肌に合いませんでした。
音声は無茶苦茶悪くてせりふが聞き取りにくかったです。
街の子
(2007/11/3, 岡山市デジタルミュージアム・岡山映画祭2007): 読み方は「ちまたのこ」です。映画の終わりでは「ちまたの子」の表記もありました。 ずいぶん古い無声映画です。 柳下美恵さんのシンセサイザーによる伴奏つきでの上映でした。 これは、よかった! 身寄りが無くスリで生きる男の子が主人公。 やはり身寄りがない年上の娘と出会い、最後には更正するはなしですが、 子供がいいし、娘もとっても可愛い! 男の子が怪我をして、 悪夢にうなされるところとか、本当にはいない娘のことを思い出すシーンなどで 「特殊撮影」も使われていて、昔のひとも色々やってるなあ……と感心しました。 ありがちなストーリーではありますが、短い映画なので、仕方ないでしょう。 なかなかの感動作です。
孝女白菊
(2007/11/3, 岡山市デジタルミュージアム・岡山映画祭2007): これも古い無声映画(1925年)で、柳下さんの伴奏付きの上映でした。 「街の子」と比べて、中身が古くさい話。まあ「孝女」ですからね。 で、白菊がほんとうはまだ15,6歳のはずなんですが、 ずいぶん年をくっていてあまり可愛くないのです。 なのでちょっとつまらなかったです。
豪傑児雷也
(2007/11/3, 岡山市デジタルミュージアム・岡山映画祭2007): 1921年の短い無声映画。これは、伴奏だけでなく、ご夫婦による活弁付き。 岡山弁も交えた楽しい活弁でした。映画は忍術などが特撮で描かれ、 笑えます。主役は岡山市出身の大スター・尾上松之助、 と言ってもあまりわからないでしょうが、「目玉の松ちゃん」と呼ばれた人で なんと千本もの映画に出演したそうです。 殺陣は舞台出身らしく、非常に様式的なものでした。 (「孝女白菊」の殺陣はリアルでした。) 紙芝居みたいな映画でした。
映画の記憶2 青空
(2007/11/3, 岡山市デジタルミュージアム・岡山映画祭2007): 上の無声映画などをコレクションしていた松田完一さんを描くドキュメンタリーの 第2部です。前作は岡山映画祭2005などで上映されました。 松田さんは、この映画の撮影が終わる前、自宅の火事で亡くなられました。 映画はその焼け跡の映像から始まります。 題の「青空」とは崩れた屋根の隙間から見えた空からきています。 色んな催しでの松田さんへのインタビューとともに、 今は無い岡山市内の映画館の跡地の探索、尾上松之助の生地の探索などが描かれました。 松田さんは80数年映画を見続けてきた「観客」ですが、カメラは控えめで、 その私生活には足を踏み込みません。結婚したのか、何の仕事をして暮らしていたのか、 ……など、見ていてすごく知りたくなりました。 「映画の記憶3」に期待したいと思います。
ヨコハマメリー
(2007/11/10, 岡山県立美術館ホール・岡山映画祭2007): 戦後50年間、横浜でパンパンを続けた(?)メリーという女性を追うドキュメンタリー。 ただし彼女は1995年に姿を消しており、映画のラストぎりぎりまで出てきません。 映画はもっぱら彼女に何らかの形で関わった人々へのインタビューで構成されています。 優しかった人たち、仲が悪かった人たち、気持ち悪がった人たち、惹かれた人たち、……。 関わり方は様々で、そこが興味深いといえば興味深いです。 見終わって、どこかほっとした気持ちはありますが、 彼女の自身のことはほとんどわからないままでした。 不思議な人です。
テーマ曲の「伊勢佐木町ブルース」は渚ようこ版でした。悪くないですね。
ALWAYS 続・三丁目の夕日
(2007/11/11, 岡山メルパ): パターン通りの話の進み方で、安心して見ていられる娯楽映画です。 面白かったです。堀北真希が一段と可愛くなったような気がします。 ただ、小雪っていう女優があまり好きじゃないせいもあるんですけど、 彼女の演じる踊り子の設定がどうもありえない気がしました。 もっと蓮っ葉でおきゃんな女性の方がいいんじゃないかなあ。
ショートバス
(2007/11/16, シネマクレール石関): まだオーガズムを経験していない女性セックス・カウンセラーと、 子どもの頃の経験が原因で(この設定がちょっと陳腐!) 「ある行為」ができないゲイの男性の話を中心に、色んな人々の姿が描かれます。 かなり大胆なシーンがいっぱいで、役者さんたちも体当たりの演技です。 まあ、堪能できたと言えるかも(^^;。 「ショートバス」っていうのは、みんなが集まってくるお店(?)の名前です。 昔、NYにPlato's Retreat(プラトンの隠れ家)なんていう場所がありましたね、 エイズがまだあんまり話題になっていなかった頃の話ですが…… (1977〜1985)。いや、別に行ったわけではないですけど、 いったことのある人なら二人ぐらい知ってるかも(笑)。 その前には同じ場所にゲイ用のサウナがあって、 ベット・ミドラーがバリー・マニロウと組んで歌を歌っていたこともあるんですよね。
岡山物語
(2007/11/17, 岡山市オリエント美術館・岡山映画祭2007): 「映画を語る会」のメンバーA氏や妻の大学での同級生Oさんが けっこう重要な役で出ているので、絶対逃せない映画でした。 Oさんの出番は少しでしたが、A氏はかなり出ていました。 なかなかがんばってました。 映画自体は幻想的で、かなり退屈。なんかだらだら続いている感じ。
こほろぎ嬢
(2007/11/17, 岡山デジタルミュージアム・岡山映画祭2007): 監督のお話をうかがってから映画を見たので、けっこうすんなりと見ることができました。 鳥取県の各地でロケをしていて、本当に古い家で撮影していたりして、本物度は大きいです。 でも、原作がそうなんでしょうけど、鳥取の言葉が全然出てこないので、リアル度はゼロ。架空の世界をぼうっと眺めているようなお話でした。
長江哀歌(ちょうこうエレジー)
(2007/11/19, シネマクレール丸の内): 「こほろぎ嬢」とは対極的な世界です。 まるでドキュメンタリーではないかと思うようなリアル度です。 俳優さんはごくわずかしか出ていないんじゃないかと思ってしまいます。 実際、どうだったんでしょう。 壊されていく街の姿は一見の価値があります。 暑さと湿気も無茶苦茶感じられます。 主人公の女性なんかずっと水を飲みっぱなし。 男が、すっごく貧乏そうに見えても携帯は持っているのもおかしいです。 使われている歌謡曲(?)もいい雰囲気を出していました。
題名のない子守唄
(2007/11/25, シネマクレール丸の内): 痛々しい映画でした。いくらなんでも、親しくなった家政婦を階段から突き落としたり、 小さな子を何度も突き倒すなんていうのは、観るに耐えないですね。 でも、謎めいた話の進行自体は面白かったです。
めがね
(2007/12/4, シネマクレール丸の内): 市川実日子のちょっと怒ったような顔っていいですね〜。 映画自体はちょっと退屈かな。 あんなエビを食べてみたいです。
ふみ子の海
(2007/12/8, シネマクレール石関): あまり期待しないで観に行ったのですが、むちゃくちゃ泣ける映画でした。 もの悲しい音楽がやりすぎなくらいに盛り上げてくれますし、 何度も出てくる光る海のイメージも悪くないです。 そして、なにしろ主演の女の子がいい! 利発そうで役にぴったりでした。 モデルのある映画なので、なおさら感動が高まります。
犯人に告ぐ
(2007/12/8, シネマクレール石関): 原作は読んでいませんが、本屋で見るとずいぶん分厚いですね。 それを映画にしたせいなのか、観ていてよくわからない部分もあったし、 決着の付き方がけっこうあっさりしていて、やや期待はずれでした。 そもそも、映画を観ている人ならだれでも最初から主人公の子どものことを 心配するはずだと思うんですが、誰もそのことを心配しないというのが、 おかしいと思いました。
sadistic mica band
(2007/12/9, シネマクレール丸の内): 今年3月の一夜限りの再結成ライブとメンバーのインタビューで構成されたドキュメンタリー。 昔の曲と新しい曲が半々くらいの割合でした。 個人的には昔の曲をもっと聴きたかったです。 加藤和彦っていくつになってもカッコいいですねぇ。
恋とスフレと娘と私
(2007/12/15, シネマクレール丸の内): ダイアン・キートンが見たくて出かけましたが、 なんとも最悪な母親役でげんなりしました。 原題は"Because I Said So"となっていたのでどういうことかと思ったら、 「母親の自分がこういうんだから、娘のおまえはいうことをきけ」という意味でした。 一応反省するんだけれど、電話しないでくれという娘に、 「もうあなたの人生に口出ししない」というのをしつこく電話して伝え、 最後は涙で娘を落とすという最悪の話でした。 それに、なんか哀れな男性も出てきて、 最後までいいとこなしでちょっとむごかったですし。
ただ、娘役の女優さんはとてもよかったです。 建築家の男性に自分の気持ちをぶちまけるところでは、 もう少しで泣いてしまいそうでした。
サイボーグでも大丈夫
(2007/12/15, シネマクレール丸の内): 支離滅裂(というほどでもないが)で無茶苦茶退屈な映画でした。 やっと盛り上がって終わってくれるかと思うと、そうでもなくだらだら続いてました。 主人公の女の子がなぜ自分の感情を抑えつけなければならなかったのか、 自分の色んな気持ちを他の人に盗ませなければならなかったのか、 そのあたりのことがこちらに全然伝わってこないので、 うんざりしてしまいました。 というわけで、彼女はほとんど無表情でした。 それはそれで、チャーミングでしたけどね。
トランシルヴァニア
(2007/12/16, シネマクレール丸の内): なんというかついていけないタイプの人たちが主人公で、すっごくエキゾチックな映画でした。 音楽も(特に前半が)激しい! 観て損な映画ではないです。ただ感情移入はしにくいかも。
IMDb
には、あまりにも現実とかけ離れた描写に憤ったルーマニアの方たちの投稿が載っています。