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平面曲線の曲率
何回でも微分可能な曲線 p= p(t) (a≦t≦b)が与えられており、
常に |p・(t)| > 0 と仮定します。
- 弧長パラメータ s を
s(t) = ∫at|p・(u)|du
で定義します。
- この関数は単調増加なので、逆関数を持ちます。
それを t=t(s) と表します。
- t=t(s) を 代入することにより p を s の(ベクトル値)関数と思うことができます。
それを p(s) で表します。
- s による微分を ’(ダッシュ)で表します。p’(s), p”(s) などが計算できます。
- p’(s) は曲線pの進行方向の向きの単位接ベクトルです。e(s) とも表します。
- p’(s) を反時計回りに90度回転して得られるベクトル、つまり進行方向に対して
左向きの単位法線ベクトルをn(s) と表します。
- s に関する加速度ベクトルp”(s) は n(s) と平行で、
n(s) のスカラー倍になっています:p”(s)= κ(s) n(s)。
この κ(s) を曲線 p の曲率といいます。
公式 κ(s) = det(p’(s), p”(s))
演習
以下の3つの曲線に対し、定義に基づいて曲率を計算しました:
- p(t)=(2t-1, 3t+5) (2≦t≦4)
- p(t)=(3 cos t, 3 sin t) (0≦t≦2π)
- p(t)=(et, 2et) (1≦t≦2)
プリントを配布しました:pa02.pdf