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幾何学II

オイラー・ポアンカレの公式

(2次元以下の)セル複体 X に対し、iセルの個数をρi(X) で表すことにします。 つまり、
   ρi(X) = dim Ci(X;R)
です。このとき次の公式が成り立ちます:

定理(オイラー・ポアンカレの公式)
   χ(X)=ρ0(X)−ρ1(X)+ρ2(X)


講義では一般の実係数鎖複体 C に関して、等式
   dim H0 - dim H1 + dim H2 - dim H3 + ……= dim C0 - dim C1 + dim C2 - dim C3 + ……
を証明しました。




幾何学演習II

小テスト
平面上の点 A(0,0), B(5,0), C(2,3), P(3,1) を考える。 △ABC における点Pの重心座標を求めよ。

連結な単体複体

定理 K が連結であるならば、β0(K) = 1 である。