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距離空間における点列の収束


今回は小テストとして 演習プリント #1 [1](7) を取り上げました。 今日出来なかった人は、次週提出となります。

シュワルツの不等式の解説の後、今日の本題である「点列」とその「収束」に関して 話しました。

定義: 距離空間 (X,d) の点の列 x1, x2, ……, xn, …… を(X,d)の点列といい、(xn)とか{xn }と 略記する。

定義: (X,d) の点列 {xn }と点 a に対して数列 {d(xn, a)}が 0 に収束するとき、点列{xn }は 点 a に収束するといい、xn→a と表す。 また、このとき、a は点列{xn }の極限であるという。

今回は証明できませんでしたが、収束するとき、極限はただひとつしかないことが 証明できます。

例として、演習プリント #1[4](1)を解説しました。 [2](1), [3](1), [5](1) は次回授業開始前に、黒板に解いておいて下さい。