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開集合・閉集合 (2)
開集合の具体例をいくつかあげました。
その他、教科書の問題を解きました。残りは次回(11/15の補講のとき)やります。
- a < b のとき, 区間 (a, b) は(R, d(1)) の開集合。
- 区間 (a, ∞) は(R, d(1)) の開集合。
- 区間 (−∞, b) は(R, d(1)) の開集合。(小テスト)
- 区間 (−∞, ∞) は(R, d(1)) の開集合。
- 空集合φ は(R, d(1)) の開集合。
- a∈Rn, ε>0 のとき, N(a;ε) は (Rn, d(n)) の開集合
- a < b, c < d のとき, 直積 (a, b) × (c,d) は (R2, d(2)) の開集合。
定理:(Rn, d(n)) において次が成り立つ。
(1) では開集合の個数が有限個と制限があることに注意しましょう。 (2) では開集合の個数に制限はありません。証明は次回行います。
- U1, U2, ……, Uk が開集合ならば、 それらの共通部分 U1 ∩ U2 ∩ …… ∩ Uk も 開集合である。
- 各添え字λ∈Λに対しUλが開集合ならば、 それらの和集合 ∪λ∈Λ Uλ も開集合である。