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(2006/1/9, 台湾版ＤＶＤ)：
2000年の「彩の国さいたま中国映画祭」
において『ミレニアム・ラブ』のタイトルで上映された映画です。
今までフォン・シャオガン監督とグー・ヨウの映画で一番好きな映画です。
グー・ヨウの相手の女優さんも素敵です。
やっとＤＶＤを入手しました！ 嬉しい！
今回改めて見直して、2002年の北京旅行でみた場所が色々出ているので、
なおさら嬉しいです。
リフトに乗るシーンがありましたが、あれは香山なのですね。
麓の臥仏寺も映画に出てきました
[--> ぼくが撮ったのり・成さん・玉村さん]。
この映画で見たリフトだと知っていたら、絶対リフトにも乗っていたのにな……。
気づかなかったので、香山には登りませんでした。残念！
映画の撮影風景はとっても興味深かったです。
(2006/1, ＤＶＤ)：
ビデオを持ってるんです。
でも、ＤＶＤが売られているのを見たら我慢できなくて買ってしまいました。
ほんとに何度見ても泣けてしまう名作です。
ポーラ役の女優さんが本当に素晴らしいです。
ビデオを買ったときの感想などはこちらです。
見終わってから、原作のペーパーバックを注文してしまいました。
早く来ないかな……。
(2006/1/21, シネマクレール石関)：
それにしても悲惨なことばかり起きる映画でした。
家族が崩壊どころか、いなくなってしまうんですからね……。
シュウジの行動は納得できるものではなかったけど、気持ちはよくわかりました。
人間ってだれかの特別な人、その人に必要とされる人でありたいし、
つながっていたいものですよね……。ところで、中谷美紀がよかったです。絶望したような人たちばかりの中で、 彼女だけはなぜか生き生きしていたので、何かほっとするものを感じました。 『電車男』のときより格段によかったです。
(2006/1/22, シネマクレール石関)：
前日に引き続き、重い映画を見てしまいました。
トルコ国境に近いイラクのクルド人の村を舞台の、子どもたちを描いた映画で、
フセイン政権の崩壊までを描いています。
子どもたちは地雷を回収して金をかせいで暮らしており、村の長老たちの姿はあっても、
「親」の姿はありません。子どもたちの指導役をするしっかりものの少年が主人公で、
それに難民の子どもたちがからんで話が進みます。
悲しい結末は映画の冒頭で示されており、全体の雰囲気を決定しています。
それにしても、子どもたちのたくましいこと！ 完全に大人と互角にやりあうのです。
どうやって選ばれたのか、本当に両手のない子、目に障害のある子をはじめ、
みな素晴らしい演技でした。いや、演技とは感じられないほどでした！
あの目の悪い小さい子の手術が成功したという記事を読んで嬉しかったです。
(2006/1/22, 中国版ＤＶＤ)：
2004年の東京国際映画祭で上映された青春コメディ。
作家志望の若者を『太陽の少年』の夏雨くんが演じています。
彼が一目惚れするのが『ただいま』の李冰冰。
よくある話なのですが、おさるさん顔の夏雨くんをみていると、
自分の昔のことなど色々思い出したりしてしまいました。
クライマックスの駅のシーンでは、けっこうジーンときました。
夏雨くん、久々のヒットではないでしょうか。
夏雨くんが、李冰冰の家に招かれるところで、爆笑シーンが待っています。 これは受けました。
(2006/1/23, 岡山メルパ)：大晦日の夜のホテルを舞台にしたコメディ。
ともかくみんな忙しいので、会話が成立しません。
ことばは宙に浮いて、相手に届くことがありません。
だから、ラスト近くになり、やっと、人と人との会話が出てくると、
とても嬉しい気持ちになります。素敵な女性がいっぱい出てきて楽しい映画でした。 麻生久美子が好きなんですが、YOUも原田美枝子も戸田恵子も篠原涼子も松たか子も みんな良かった！ それに引き替え男はちょっとねぇ。津川雅彦は良かったかな。
(2006/1/23, 岡山メルパ)：が〜ん！ 泣きました。もう、ぼろぼろ……。
よく出来た映画です。言うことなしです。いや、ひとつだけ言えば、
主人公の味方になる弁護士が、裁判のときに妙ににやにやするのが、
いやな感じだったかも。荒涼とした景色もよかった。
それはさておき、映画ですが、ジョディー・フォスター演じる母親の執念が凄い！ いやあ、親はこれだけ頑張らないといけないんでしょうか。 前半は、ひょっとしてすべて彼女の妄想かと思わせるような雰囲気でした。 その部分がけっこう長くて、犯人との対決はけっこうあっさりしていました。 ちょっと物足りなかったかもしれません。
「バルカン超特急」の方がおすすめかもしれませんね。
リウ・イエはなんだかぼうっとしているだけで、今ひとつ、 魅力がわかりませんでした。
(2006/2/12, シネマクレール丸の内)：
ベトナム戦争帰りの伯父さんと長い外国生活から帰国した二十歳の女の子の話。
実はふたりとも９・１１の事件で痛手を受けているのです。
妄想に凝り固まっている伯父の言動はとっても滑稽。
だけど、それが痛々しくて、笑えません。
予告編を見た人には、先がわかってしまうのは、残念。
年は離れている二人だが、親戚だけあって、すごく純粋なところは同じ。
とても優しい気持ちになれる映画でした。
音楽的にも映像的にもおしゃれな映画です。
この監督の映画はなんか退屈そうな感じがして、今までみたことがなかったんですが、 やはり途中３，４回うとうとしてしまいました。 悪い映画ではないけれど、楽しいはずのシーンでさえ、 全体を覆う博士の義姉のかもしだす雰囲気のせいで、 気分的に重い感じがしてしまいました。 義姉との関係の話と家政婦との関係の話と うまくかみ合っていないのではないでしょうか。
博士が朝目覚めた時ショックを受ける様子はただ一度しか描かれません。 でも、あれが毎朝繰り返されているわけで、そのあたりの博士の気持ちなどが 一番気にかかります。目覚めて悩んで80分たったら忘れているから平気なのかな？ そのあたりもっと説得力のある描き方が欲しいです。 それから、数学の美しさについてはかなり言及されていましたが、 数学には、わからなかったものがわかる喜び、 解けなかったものが解ける喜びっていうのがあって、 それが一番の魅力じゃないかと思うんです。その面が弱いかな。 少なくとも僕自身には、冷蔵庫の番号が素数でも素数でなくても、あまり それに感動しないんですけど……。
この設定で、博士の日記を作ってみると面白い小説になるかもしれません。 日記といっても、数学ノートも兼ねて、博士がずっと机で書き続けるというものです。
あ、そうそう、ぼくの誕生日も２月２０日なんですけど、 それはちょっとうれしかったかな(^^)。 松本堯夫さんやミルナーも同じ誕生日です。
成長した主人公がオーディションを受けるシーンは感動的。 そして、歌手になり、女性歌手と知り合うところもいい。
だけど、覚醒剤にはまっていくところからは、見ていたくない感じ。 女性歌手の励ましで立ち直るんだけど、そのあたりの説得力もなかったです。 強引な求婚の仕方にも、退いてしまいました。 まあ、そう感じるくらい凄い演技といえば言えるんですけれど……。
数多いステージのシーンはすごくよかった。特に刑務所。 そこだけで元は取れます。
ぼくはへたれなので、助けてくれる人が出てくるたびにホッとしました。 だから最後も安易に祖父との和解があって幸せになるといいと思ったんですが、 もっととんがった選択をしたんですね……。むむむ。 でも３人はどこへ行けばいいのだろう。 元信者たちのところ？
力道山といえばあのタイツ！他のレスラーがパンツなのに、 なんで女のはくようなものをはいているのだろうと不思議に思っていました。 その辺が知りたくてこの映画を観た……訳では全然ないです。
非常に不幸であった印象を与える映画でした。 ぼくの力道山に関する知識の元といえば、やはり「空手バカ一代」です。 映画の後半の内容とかなりかぶるところがあったので、 ある程度事実に近いんだろうなと思って納得しました。 でもお子さんのことも出てこなかったし、家庭生活がどんなものであったのか、 そのあたりはかなり違うのかも知れません。
見所は主役の方のプロレスですね！ 「ペパーミント・キャンディー」の人とは思えない体格でびっくりしました。 日本語も完全だったと思います。
で、ちょっと調べてみたら、この映画の原題は「Clara et moi」なんだけど、 もともとは「ピーターパン・シンドローム」だったらしいのです。 なるほどねえ、大人になれない男を描きたかったということなのでしょう。 お金を出してまで見るテーマじゃない気がします。 女性は素敵だったんだけどなあ。
(2006/4/27, シネマクレール石関)：
とてもスリリングでした。思い出すだけで怖くなってきます。
後で、「哀歌」（曾野綾子）も読みました。
映画も曾野綾子の小説も、主人公はかなり恵まれた状況にあった人なので、
まあ、だから生き残れたとも言えるわけですが、
一番ひどい状況は画面や小説には出てくるわけではありません。
それでも十分すぎるくらいすごい話です。
主役の女性二人は、全然違うタイプだけど、どちらも魅力的（ヌードシーンもね！）。
(2006/5/22, 京都MOVIX)：
画面は綺麗、音楽も素敵、アンジェラも超かっこいい、
おまけに映画を観ている内に主人公のダサさが何ともたまらなく
愛おしく見えてくる……いい映画でした。
特に鏡に向かうシーンは感動しました。
ただアンジェラには涙は似合わない（嘘泣きならいいけど）ので、
ラストの展開はちょっと違和感がありました。
ほんとに、ツボにはまった映画でした。
岡山に帰ってからまたメルパに見に行ってしまいました。
ＤＶＤも買ってしまいそうな予感がします。
で、感想なのですが……主役の中谷美紀、よかったです。 すっかり彼女のとりこになって、後半は涙ぼろぼろ……。 可哀想で可哀想でたまりませんでした。 あまり出てきませんでしたが、実日子ちゃんもよかったし、 松子が刑務所で知り合う友人もよかった。 こういう人たちが出てくると、ほっとします。 ただ、見終わって、お腹がどーんと一杯になった感じで、疲れました。 ２度は見れないなあ。 パンフは買いましたが、ＤＶＤは……買わない気がします。
あと、冒頭のステージのシーンがどういう意味を持つのか全然 わかりません。それにこのテーマ曲（？）の歌が非常に気持ち悪い。 こういう歌を合唱しているシーンって、退いてしまいます。 大体、合唱って、観るだけで気恥ずかしいものがあります。 （そう思って、『歓びを歌にのせて』も観るのを躊躇っていましたが、 あれはそう悪くなかった。）
悪い映画ではないですが、個人的には男があまり好きではないので、 可愛かった彼女が男になってしまったのは、とっても残念！…… っていう感想じゃ、上映を企画した人に、申し訳ないですね。 すみません。
(2006/7/8, MOVIX倉敷)：
女性がヘルシンキでレストランを開く癒し系の映画。
キャラクターとしては、もたいまさこの演じる女性が非常に面白い。
一番笑わせてくれます。
でも、なんといってもこの映画は小林聡美の映画です。
特に筋書きがある映画ではないので、ぼうっと彼女を見ながら
至福の時間をすごせました。小林聡美って、ほんとに可愛いですね。
ただ、あんなに客がはいらなきゃあ、仕込みだって全部無駄になるし、
膨大な赤字になっちゃうじゃないの……と結構心配して見ていたのですが、
映画のあと原作を読んで、ちょっとずっこけました。
そりゃあ、ないでしょ。
う〜む、revery って何だ？ へえ、空想（力？）かあ。 よ〜く見てみると「ハチミツ」が出てこないですね。 ハチミツとクローバーが両方出てくる詩も書いてますね：To make a prairie it takes a clover and one bee, One clover, and a bee, And revery. The revery alone will do If bees are few.
おおお、最初の pedigree からわからない……ふうん、「家系」「家柄」かあ。 まあ、ともかく、「ハチミツとクローバー」って印象的な題ですね。 原作者がよく聞いていた曲の題をふたつ組み合わせたっていうほうが確かかも。The pedigree of honey Does not concern the bee; A clover, any time, to him Is aristocracy.
映画はちょっとありえないような可愛い恋心のおはなしでなかなか良かったです。 先輩の男がちょっと嫌だったけど。 ストーカーの男が、ぼくと似たタイプ（外見のことじゃなくて、しつこいところが）かも。
(2006/8/24, ＴＯＨＯシネマズ岡南)：
高校生の幽霊もチャーミングでしたが、なんといっても、子どもたちが健気でよかった！
映画を見ていて、何度も何度も涙がこぼれてきてしまいました。
ただ、一路が過去の事実を知るあたりの話の進め方が安易な感じはしました。
もっと何か工夫出来なかったのでしょうか……。
(2006/9/3, シネマクレール丸の内２)：
あまり、期待しないで見たんですが、よかった〜。
全体の流れも悪くなくて飽きさせないし、
怪物も気持ち悪くてよくできていたっていうこともあるんだけど、
なによりも、さらわれる女の子が良かった！！ ポスターに写っているのより、
動いている彼女の方がぐんと魅力的。
ちょうど『ＨＩＮＯＫＩＯ』のジュンの雰囲気かな。
なので、終わらせ方は非常に不満足ですが、オススメです。
う〜ん、重い映画ですね。障害を持つ子どもが大きな音を立てたり、
運転しているところに手を出してくるところなど、
父親の立場から見て「痛い」です。
子どもは親の気持ちがわかっていて「わざと」ああいうことをしているんですよね。
なぜそうするのか、それを理解しようとすることよりも、
その行動をともかくやめさせなければ！ということで、頭の中が
いっぱいになってしまいます。
あるがままを受け入れていくことは難しい……。
こういう障害のない子であっても、
もし自分の子どもが暴力を振るうようになったらどうするか、
他人に迷惑をかけるようなことをしたらどうするのか、……
というようなことはけっこう普遍的な問題だと思います。
また、あれほど、落ち着いて優しく子どもと向かい合っているように見えた女性の、
駅での絶望にみちた表情と後ろ姿も、見ていて辛いですね。
歓びと悲しみにみちた映画でした。
(2006/9/29, シネマクレール丸の内２)：
貧乏だし、健気だし、涙なしには見れませんでした。
いつもあんまり好きでない役ばかりする豊川悦司も、
なかなか好感度の高い役でよかったです。
まあ、なんといって蒼井優がよかったです。特にあの可愛い方言がよかった。
(2006/10/4, シネマクレール石関)：
捨て子でしかも子どもの頃から女装趣味の無垢な青年が生みの母を求めてアイルランドから
ロンドンに出て行き、結局、××を見つけるというお話。
こういう話はぼくのツボにはまるのです。
非常に無邪気に「フィーリング」で行動する主人公キトゥンがよいです。
そして、チャーリーっていう女友達とのやりとりが暖かいです。
エンド・ロールでブライアン・フェリーの名前をみつけてびっくり！！！
げげげげ、あの首締め男だったんだ！ 全然気づきませんでした。
そうそう、刑事が斧で頭を割られるところで、昔、子どもの頃読んだ 貸本マンガ（作者不明）を思い出しました。 ある男が辺鄙な場所にある館に一人で泊まるのですが、 そこには斧を持った幽霊が出るんです。そして、男はその幽霊に襲われ、 頭を斧で割られてしまいます。その時、電話がかかってくるのですが、 男はなぜか即死しないで、斧が頭にささったまま電話に出ると、その館を 紹介した知人からの電話で「斧を持った幽霊がでるというはなしがあるから、 気をつけてね」と伝えられるのですが、ちょっと電話が遅すぎた……というものです。 斧ってやだなあ。
それから、映画には楳図かずおも出ているので、ファンは絶対見逃せないでしょう。
(2006/10/17, ＴＯＨＯシネマズ岡南)：
『ＨＩＮＯＫＩＯ』の多部未華子が主演なので見に行きました。
大好きなのです。この映画の監督さんの『ココニイルコト』も大好きです。
で、遠くまで見に行って、良かったです。淡々とした話ですが、それが心地よいです。
男女の恋愛の話はいっぱいあるけど、この映画や『ココニイルコト』のような、
恋愛ではなくて人の心と心が繋がる映画って貴重だと思います。
今夜も『ココニイルコト』のＤＶＤを見直したくなってきました。
だけど、客の数の少なかったこと！！ なんとぼくたち夫婦を含めて観客はたった３人でした。
これじゃあ、今度の金曜日で打ちきりになるのも仕方ないかも。
映画館を責めるわけにはいきません。残念です。
(2006/10/21, ジョリー東宝)：
けっこうハラハラドキドキさせてくれて、しかも見終わった後の余韻もいいです。
おすすめエンタテインメント映画です。
バスが取り囲まれたところで終わるのかと思ったら、
まだまだ話は展開していくので、ちょっとびっくりしました。
映画ではモノクロまたはそれに近い色調の戦闘シーンと、 帰還して戦時国債の宣伝に使われる３人の男たちの様子が交互に描かれます。 太平洋戦争はもちろんアメリカ側が圧倒的に優勢になっていた時点なのですが、 それでもアメリカ側もずいぶん苦しい状況だったのですね。 こういう映画はあまり見たことがなかったので、非常に興味深かったです。
最初、出てくる兵隊の数が多くて、なかなか名前が覚えられませんでした。 年をとって、物覚えも悪くなっているのでしょう。 結局、主な３人以外はなかなか頭に入りませんでした。
日本にしてもそうでしょうが、アメリカでも兵隊などは全くの消耗品にすぎないのですね。 生き残ることがまるで罪のように感じられるほど、皆、次々に倒れていきます。 ただ、心の傷を奥深くにしまいこんでふつうの生活に戻って行けた人もあれば、 アルコールにおぼれ、行き倒れのようになってしまう人もある、 その違いってなんなんだろうということが、ずっと気にかかりました。 誠実であり、弱いということは辛いことですね。
さて、映画ですが、あんなに可愛いエリカに迫られても全然反応しなかったのは、 恋することを自分自身に禁じているのかと思って観ていましたが、 あっけなく金持ちの娘に気をひかれるあたりが、どうも納得いかなかったです。 金目当てなの？って思ってしまうぐらいでした。 暗い話で、途中までうんざりしながら見ていましたが、 寮に住む同僚のエピソードとか、電器店の会長だか社長だかの エピソードなどは、ありがちだとは言え、ほっとさせてくれました。 最後は特に盛り上がってよかったです。 東野圭吾原作なので、なにかもっとひねった話にするのかと思っていましたが、 予想外に素直な話でした。
(2006/12/1, シネマクレール丸の内)：
４人の若い女性の物語。すっごくイタイ話もあります。
ですが、見終わってとてもさわやかな気持ちになれる映画でした。
４にんのうちＯＬの女性だけ、ちょっとやだな〜と思っていましたが、
トイレのシーンではぐっときました。
シスターフッドっていいですね。うらやましいです。
(2006/12/2, シネマクレール丸の内)：
まあ、そうなるだろうという予想どおりの展開で進むわけですが、
主人公（これはさえない男）を助ける２人の人物が
とっても魅力的で、よかったです。
使われている音楽もいいです。"In These Shoes" はベット・ミドラーの
バージョンでしか知りませんでしたが、オリジナルもいいですね。
(2006/12/3, シネマクレール丸の内)：
こちらもなんと心の病気の女性の映画でした。
刑務所から出てきた主人公を受け入れてくれるムショ仲間のおばさん（水商売）の
ぶっきらぼうな優しさがいいです。
観ている間はとってもストレスがたまりますが、ラストで救われ、見終わったあと
ずっと心に残る映画です。
ひとにオススメできるかどうか微妙ですが、ぼくは好きな映画になりました。
題名のCha-Chaっていうのはダンスの「チャチャチャ」のことでした。
さて、映画ですが、原作を昔読んでいるのでストーリーはわかっていたものの、 最後のところでは、ちょっとぐっときました。ま、いいんじゃないでしょうか。 でも、ひとつだけ、気になったことがあります。毒味役って、おかしいと思ったら すぐそれを上役に伝えなければならないのではないでしょうか。 汗までかいている状態で、同僚から大丈夫かと問われて、 「大丈夫」っていう返事はありえないでしょう。 職務怠慢で処罰されるのではないかと心配してしまいました。
(2006/12/9, 岡山メルパ)：
テロリストを追いかけるシーンは、まるで『マッハ！！！！！！！』のような凄さでした
（どこまで実写なのかわかりませんが）。
あんまりアクションが凄いんで目がついていけませんでした。
『マッハ！！！！！！！』みたいに、見どころをリピートしてくれるとわかりやすいんですが。
そのあとのストーリー自体はちょっとだれた気がします。 でも主人公ふたりとも魅力的でよかったです。 エレベーターが水に沈んでしまってからのシーンが切なかったですね。 悪い奴らが何人もでてきて誰が誰だかわからなくならなかったら、 もっと楽しめました（最近、ほんと、頭が悪くなってる気がします、人が憶えられない！）。
(2006/12/16, TOHOシネマズ岡南)：
この映画先月デトロイトから関空に飛ぶ機内で観たんですが、
気に入ったのでまた観ました。飛行機で観たときは画面も小さく遠かったので、
主人公の女性がすごく可愛い印象があったのですが、大きいスクリーンで
観ると、ちょっと違う雰囲気ですね。目と口がやや大きすぎるかも。
それはともかく、面白くて楽しい映画だと思います。 「悪魔」の編集長も、他の映画でのイメージと全く違っていて、 うまい役者さんだなあと思いました。
主人公が最後、仕事を途中で放り出してしまうところだけは、 ちょっと無責任じゃないかなと思えて、気になりました。
(2006/12/22, 岡山メルパ)：
おお、なかなかよくできたクリスマス映画ではないですか。
色んなカップルのエピソードがクリスマスに向けて語られます。
ひとつひとつは他愛ないんだけど、見終わって、ああよかったという
満足感が得られます。