扉座第14回公演「無邪鬼」


前作「ホテル カリフォルニア」に引続き、再び、子供から大人への 成長をテーマにした作品です。1時間40分程度の短い芝居で、 ストーリー自体は非常にシンプルなので、主人公の無邪鬼・ヨロズ (山中崇志)本人のことよりもまわりのオールド・ミス(伴美奈子)や 魔法職人たち(頭領?は石坂史朗)などが面白いです。 伴の牛になったときの演技はとてもおかしいです(とくに牛の姿で土管に 登るシーン)。

他にも、歌舞伎風な演技、歌や演奏、タイタニックのパロディ、…など にぎやかな舞台です。ただし、主人公があまりにガキっぽい (そういう設定なのですから山中の演技を云々するわけではないですが) ので、求心力に欠けていた気がします。子供と大人は違う、といっても 子供は子供なりに悩み苦しむことはあるわけで、そんなに 「無邪気」でばかりいられるわけはありません。この芝居の ヨロズも人の前での姿と心の中で本当に思っていることは かなり食い違っていたのですから、作り方次第で、もっと 泣ける芝居にできたと思います。ただこれも好みの問題ですから なんとも言えません。我が家では、小6の次男はこの芝居が とても楽しかったそうで、ホテルカリフォルニアより 好きだそうです。残りの3人は、ホテルカリフォルニアの ほうが好みにあいました。

「無邪鬼」の台本は会場で1500円で販売されています。 横内謙介の演出ノートおよびサイン付きです。入手方法に関しては 劇団に問い合わせてみてください(03-3221-0530)。

なお、次回作は新宿での「三好家の引越し」の再演(9月)だそうです。 各地のこども劇場、おやこ劇場、その他でも上演されるはずです。 関東では東松山(10/4,東松山文化会館)や千葉で上演されるらしいです。 東松山で見たい方は「広域おやこ劇場・ひき北いるま(旧東松山おやこ劇場)」 に連絡を! Tel は 0493-24-9490。



有馬自由の淡々とした演技を見ていると、彼がレオン・ライ(黎明)に そっくりなのに気づきました。

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