plainTeXでは2段までの箇条書は \item (1段目) や \itemitem (2段目) を使って記述することができます。
例 : tex005.tex(S-JIS) -- tex005.dvi
\hsize=0.7\hsize \noindent 箇条書の例です。 数式の部分は次の節で学びますので、今はあまり気にしないで下さい。 \item{\bf 1.} 閉区間 $[a,b]$ の上で定義された連続関数 $f:[0,1]\to {\bf R}$ に関して、以下の問に答えなさい。ただし {\bf R} は実数全体の集合を 表すものとします。 \itemitem{(1)} $f$ は区間 $[a,b]$ において最大値をもつことを証明しなさい。 開区間 $(a,b)$ で考えるとどうなりますか。 \itemitem{(2)} 定積分 $\int_a^b fdx$ が存在することを証明しなさい。 \item{\bf 2.} ふたつの2次実正方行列 $A$, $B$ が $AB = E$ をみたすとします。 ここで $E$ は2次単位行列です。このとき $BA = E$ が成り立つことを証明しなさい。 \bye |
これはどのようにして実現されているのでしょう。自分のコンピュータの 中のどこかに plain.tex というファイルがあるはずですので 探してみて下さい。その中に次のような部分があります:
\def\hang{\hangindent\parindent} \def\textindent#1{\indent\llap{#1\enspace}\ignorespaces} \def\item{\par\hang\textindent} \def\itemitem{\par\indent \hangindent2\parindent \textindent} |
\def\itemitemitem{\par\indent\indent \hangindent3\parindent \textindent} |