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(2004/1/6, テアトル池袋)：クリスマス・イブに赤ん坊を拾ってしまった３人のホームレスが、
無事に親を見つけだして赤ん坊を届けるまでのどたばたの一週間を描いたとっても気持ちのいいアニメ。
舞台となる東京の風景がとてもリアル。
うちではちょうど暮れに、このアニメでも使われた「ろくでなし」のはいった
越路吹雪のＣＤを買ったばかりでしたので、これをずっとかけて楽しんでます。
とってもオススメなのですが、もう上映が終わってしまいました。
(2004/4/4, 高崎市民文化センター)：高崎映画祭で見てきました。 １月に見ましたが、何度見ても面白い！ ミユキって可愛い。娘が欲しかったなぁ。
(2004/7)：ついにＤＶＤがでたので購入しました！
この映画はそのテーマよりも、むしろ風景の素晴らしさが印象に残ります。 ことばでは説明できないので、こればかりは観て貰うしかありません。 映画祭終了後も、埼玉県各地でも上映されるようです。
それから、テスという背高のっぽがとてもよかったです。最初はなんかうっとうしい奴なんですが、 実はすごくいい男。
面白かったか？と訊かれたらちょっと困ってしまうのですが、 何カ所か無条件に幸せな気持ちになれる箇所があるので、観て良かったです。
何度も見た映画なので、パソコンでネットを見ながら、見ていたら、 この話（原作はロアルド・ダールの“Charlie and the Chocolate Factory”）、 ティム・バートン監督、ジョニー・デップ主演(ワンカを演じる)で、 再映画化されるというのを見つけました！なるほど！納得です。 『シザーハンズ』の老科学者の実験室のシーンはまさに、 このチョコレート工場じゃないですか！ティム・バートン、 こういうの好きなんですね。どんな映画になるかな……。
オリジナルのＤＶＤはもう品切れになっているようなのが残念……。 記憶が新しいうちに比べて観たい。
(2004/3/27, テアトルタイムズスクエア)：
２０数年前のイタリアの農村が舞台。主人公の少年（１０歳という設定）が、
廃屋のそばで穴に閉じこめられた男の子を見つけたことから、
自分の両親を含む大人達の秘密に気づき、
信じられないような重荷を一人で背負ってしまいます。
どうころんでも悲しい思いをせざるをえない重い話が、
美しい麦畑を背景に淡々と進んでいきます。
最後には若干の救いがあるものの、その後のことを考えると、やはり辛いです。
（となりの座席の女性が泣いているものだから、ついこちらまで、もらい泣き…
っていわないかな…してしまいました。）
それから、やはりこういう少年ものには小道具として自転車は必需品ですね。
終わり近く、主人公の少年が夜中に自転車を走らせるシーン、それまでの
リアリスティックな描写から打って変わって、
フクロウとかカエルとか色んな生き物が出てきてすごく幻想的で好きです。
高島屋でやっていたパネル展示
主人公の少年の雰囲気や性格がうちの次男にそっくりで、余計に引き込まれて観てしまいました。
本筋とは関係ないですが、最初の辺りで、 いかにも日本製の蚊取り線香が出てきたような気がしますが、 あれって輸出されてるのでしょうか。外国でも作っているのかな……。 それから、イタリア語で本当はなにを言っているのかわからなかったけど、 子どもたちが「だるまさんがころんだ」をやってました（上の写真参照）。
あと、『あまい囁き』という題で昔日本でもはやった「パローレ、パロレ、パローレ、……」 という歌が使われていて、とっても懐かしかったです。 日本版は細川俊之と中村晃子。 この曲がはいっているかと思って帰りにサントラＣＤを買いましたが、 これは入っていませんでした。フランス版でも、イタリア版でも、日本版でもいいけど、 欲しくなってしまいました。で、調べてみたんですが、 中村晃子のＣＤも他に聞きたいのは「虹色の湖」ぐらい……。 オムニバスはないかと思えばみつかったのは 「SHOW WA! ―ハレンチ・パラダイス―」 というとんでもない歌が満載の無茶苦茶なＣＤ（実はちょっとひかれる）とか、 ＣＤ６枚組の「魅惑のシャンソン」（手が出ない）とか、 ＣＤ５枚組の「ビバ！カンツォーネ！」（手が出ない）とか そういうのばかり。 結局、「Ｊシャンソンの秘蜜」という２枚組を注文しました。 このタイトルもなんかけっこう引いてしまいますね。
なお、テーマ曲はオリジナルということになっていますが、 パッヘルベルのカノンとそっくりすぎ！
(2004/3/30, シネプレックス８つくば)：
新聞の映画欄の記事で、あらかじめストーリーを知っていたから、
面白そうだなって思って見に行ったんだけど、実際にはそのドタバタに行くまでが
結構長いんですね。これはやはりなんの知識もなく見に行ったほうが、
予想もつかぬ話の展開を楽しめてよかったかもしれません。
それがちょっと残念。観ていてジーンとして涙がこみ上げてくるシーンがいっぱいです。
でも、嘘の上に嘘を積み重ねていこうとする主人公の行動は、 やはり観ていて辛いです。恋人の主張の方が絶対正しいし、 彼女が「ああいうこと」をしたのは良かったと思います。 母親の息子を見る目のなんとやさしそうだったこと……。
話がずれてしまいましたが、竹内結子も長澤まさみもチャーミングで良かった。
ストーリーは、足フェチでマゾの高２男子が、憧れる同級生のストーカーになるという話。 その実態を知る前は、女の子の方もこの男子をずっと好きだったという、 男の勝手な妄想が暴走の怪作。「笑う蛙」より興奮度は高いかも。
半分くらいは日本が舞台になっていて、その意味でも面白かったです。 ロケ地で一番わかりやすかったのは、新宿駅東口の喫茶店「珈琲 凡」でしたが、 ネットで調べたらコーヒー一杯で千円もするのでびっくり。
サミーの映画らしい、とても素直に楽しめるコメディです。
(2004/4/19, 5/1, 新宿シネマミラノ)：
妹家族の住む長府（下関）が舞台になっていて、妹から「山口県人はみんな
観に行かんといけんのよ」と言われていたので観にいきましたが、
期待よりずっとよくできていました。
映画を観ている時間の半分くらいは涙が流れてたような気もします。
高校時代に（いや大学時代でもいいんですけれど）こんな恋のできた人はうらやましい〜。
小５の遠足で下関に行って、この映画と同じように福岡との境まで関門トンネルを歩いて、 「本州と九州の境」を体験してとっても嬉しかったのを思い出したり、 NHK以外のラジオ局（ニッポン放送、など）はすごく受信しにくかったので、 意味もわからないのに韓国の素敵なお姉さんの声にウットリして聞き惚れていたりしたのを 思い出したりしました。
5/1は映画の日で、1000円で観られるので、また観てきました。
この映画の中で山本譲二がギターで弾き語りする「雨に咲く花」って、なんか すごく懐かしくていい歌ですね。もともとは昭和10(1935年)年の歌 （作詞：高橋掬太郎、作曲：池田不二男、「突破無電」という映画の主題歌）なんだそうですが、 ネットで検索すると あるところでは、 「確認していないが、この本歌はロシヤ民謡だそうである」という説が紹介してありますし、 また 別の所では、 「戦前に、台湾人が台湾語で作った歌で、台湾で爆発的な大ヒットとなった歌。 台湾語では『雨夜花（ウーヤーフェ）』という」という話も載っていました。 (その説の当否は別として、どちらのページも読み応えのある興味深いページです。)
さらに検索を続けると 日台歌謡曲というサイトの 「日台共通歌曲」データベース（台湾語篇）で、最近(1996)でもカバーされているし、 「苦戀花」「雨中花」のタイトルで北京語版もあることがわかりました。 「雨中花」の方の歌手の名前を見ると「白冰冰」！！ 梶原一騎と結婚していて、最近では悲惨な誘拐事件で話題になったあの人！！ こちらも聞いてみたいです。 （「日本に恋した台湾の歌姫たち」のページでは、リンクが間違っているので、 一度ひとつ上の「マーガレット・ポー」さんの項目を表示してスクロールされると パイ・ピンピンさんの項目を読めます）
(2004/4, DVD)：
どちらもビデオを持っていますが、DVDも欲しかったので購入しました。
どちらもやはり傑作です。
「殺しのドレス」には特典映像もいっぱい入っていて、
とても興味深かったです。最初の美術館シーンは、外側はメトロポリタンだけれど、
建物内の撮影は、ニューヨークでは許可がおりず、フィラデルフィアの美術館で
撮影された、なんていうのは全然知らなかったです。行けるかどうかわかりませんが、
フィラデルフィアに行くことがあれば（昔一日だけ研究集会参加で行ったことがある）、
この美術館と、「ミッドナイト〜」関連のロケ地など、歩いて観たいと思います。
「ミッドナイト・クロス」のDVDは今なら999円ですから、 絶対買って損はないと思います。
自分のやりたいことが見つからないのも、本人のせいでしょう。
(2004/5/1, 渋谷東急)：
これは期待どおり楽しい映画でした。そんなにうまくいくかなぁ、と思うシーンも
色々ありますが、そんなにマジメに観る映画ではないので、大笑いして楽しみました。
しかもジーンとくる結末でよかったです。昔からのディズニーらしい映画でした。
だけど、この渋谷東急はなんかへんなところにあるせいなのか、
お客さんがすごく少なかったのは残念。
ＧＷで面白い映画がいっぱいあるのも原因なのでしょうか。
けっこう早く終わってしまいそうな気がするので、楽しい映画を好きな人は早めにどうぞ！
新宿では新宿東急でやっています。 下の写真は、「チルソクの夏」を観にいったとき撮りました。
(2004/6/9, 大宮東宝スカラ座)：
面白い！！ ちょっとついていけない下品な所もあるけれど、
主演の二人が可愛いので、全部許せます。
深田恭子やキャベツが宙を舞うシーンをはじめとして、
画面の色づかいがとってもきれいです。
メインテーマは二人の友情なのだけれど、それよりも
深田恭子の刺繍の才能が認められる所がよかった。
上映後のＱ＆Ａ
左が主演のファテメ・モタメダリア
なんで危険なところにのこのこ子どもを連れて出てくるかなぁ。なんで銃声をきいて、 子どもを抱いたまま様子を観にいくかなぁ。信じられないことをしてくれます。 せりふは北京語です。
なお、このDVDの英語字幕は消えるのがすごく早いです。 せりふは広東語と北京語が選べます。
瑰我愛
/Rose, Be My Love
(2004/6/26, 香港版DVD)：男女４人の四角関係を描いています。裕福な人たちだし、
見ていてなんかどうでもいい感じで、はまれませんでした。
(2004/7/18, シネリーブル池袋)：「猟奇的な彼女」のチャ・テヒョン主演の切ない青春映画。
仲のよい二人の女の子たちと知り合い楽しい時を過ごすが突然別れがやってくる
というストーリーを聞いて、
「その二人の女の子たちはレズビアンで、実のところ男には関心がなく、
テヒョン君はあっさりふられるのであった」などという筋書きを想像して見に行きましたが、
実はこの映画は「難病モノ」だったのでした。
なにしろこの二人の女の子はテヒョン君の働く喫茶店にきてイチゴジュースを飲んだ後、
タクシーに乗って別の喫茶店でまた何か注文するなどという無茶苦茶意味が不明な行動をするし、
なにか勉強や仕事をしているようでもなくてぶらぶら遊んでいるばかり……。
前半はそんな感じであまりはまれず、退屈で何回かうとうとしてしまいました。
でもラスト近くからはなかなかよかった。
それにあの……の子が……だとは病院のストレッチャーで運ばれるシーンまで全然気づきませんでした。
(2004/7/24, シネプレックスわかば)：
ロボコンで気に入った長澤まさみがみたくて見に行きました。
少し大人っぽいかんじになっていて、それもまたよかったです。
（予告で『スウィングガールズ』やってましたが、これにでる上野樹里と
この人が若い女優では群を抜いていると思います。上野樹里は『チルソクの夏』では
主人公より印象が強かったです。）
相手の男の子が全然かっこよくないのも、とてもよかった。
かっこいいんじゃ観るのも馬鹿らしくなりますから……。最初に出てくる律子のはなしと昔の話がああいう風に関わっていくとは…… ちょっとびっくり。よくできたストーリーだと思いました。 それにしても先週のあれに続き、これも「難病モノ」でした。 やはり定番なのですね。
(2004/7/28, シネプレックスわかば)：
噂通りのすごいアクション映画でした。これは楽しかった
（ちょっとイタイところもあるけど）！
一番面白かったのは狭い道をひたすら逃げるシーンかな。
女の子を演じていた女優さんもとてもチャーミングでした。
(2004/8/17, シネプレックスわかば)：名門女子大(ヒラリー・クリントンの出身校!)に赴任した
新米美術史教師(ジュリア・ロバーツ)と学生たちを描く感動的なドラマ。
1953/1954のひと学年を描いています。
１回目の授業で学生から強烈なダメージを受けるジュリア・ロバーツ
(このへんは「坊っちゃん」の感じかな)。
２回目の授業での彼女の反撃！ このあたりとても面白いです。
学生で一番印象に残るのは奔放なジゼル。
彼女と、名門の出で、在学中に結婚してしまうベティとが絡むシーンは最高です。
ベティは終始ジュリア・ロバーツに敵対するわけですが、そもそもこの映画は、
ベティがジュリア・ロバーツに関する学生新聞の記事をタイプライターで打つ場面で始まる
(つまり彼女が語り手となる)ので、まあ、最後に彼女がどう変わっていくかは明々白々なわけですが、
それはやはり正統的学園ドラマのお約束でしょう。
ほんとに観てよかった！おすすめです。
(男が出てくるのは話の邪魔になるだけの気がしました。)
使われていた音楽も懐かしい、いい曲が多かったです。今、サントラＣＤを注文中。
(2004/9/11, シネプレックスわかば)：
観ていてとても楽しく幸せな気持ちになれる映画でした。多分、また映画館に見に行くし、
ＤＶＤも出たら買うと思います。楽器ってほんとにいいですね。
ぼくは高校でギター同好会にはいっていましたが、パートごとで練習したものをみなで
あわせるときは、ほんと快感でした。楽しかったなあ……。
さて、上野樹里は『チルソクの夏』でも一番チャーミングでしたが、
この映画でも、とても魅力的。他の子たちもよかった！
この監督らしいナンセンスなシーンもたくさんありました。
パンフも凝っていて、昔のシングルレコードのジャケットみたいなカバー付きでした。
ところで、この映画、音声は広東語と北京語、どっちを選ぶのが正解なのでしょう。
だけど、なんたって印象に残ったのは地震ですよ！地震！ 観ている途中でゆうらゆうら揺れ出すんだもの、本当にびっくり。 おまけになかなか止まらない。天井はカシャカシャいってるし、 天井からぶら下がっているスピーカーもゆらゆら揺れているし、 なにか落ちてくるんじゃないかと冷や冷や。 上映中止になるんじゃないかと気が散ってしまいました。 でも誰も席を立ったりはしませんでしたね。 で、終わり頃にまたゆらゆらゆらり。 映画が終わって、東武の７階文具コーナーをぶらぶらしていたら、 さらに３度目のゆらゆら！ まるで船に酔ったような感じになってしまいました。 こいつはまずいぞ、というんで歩いて階段で下に降りました。
(2004/11/3, DVD)：予約していたDVDが数日前に届いたので早速観ました。
映画館で２度観ているので、これが３度目。何度観ても気持ちよく観れます。
DVDは２枚組でメイキングなども入っていますが、女の子たちは
メイキングにうつる普段の姿の方が魅力的かも。お買い得なDVDでした。
監禁している部屋には隠しカメラがあったようですが、１５年間気づかなかったのかな。 監禁している方は、壁を壊そうとしているのを気づいているはずなんだけど、 解放する期日が近づいているから気にしなかったのかな……。ちょっと気になる。
それはさておき、映画は面白かったです。そして八千草薫がとてもきれい （ＤＶＤを買うまでこの女性が八千草薫だったとは知りませんでした）。 この映画のラストは子どもにとって、すごくショックでした。
(2004/12/4, DVD)：ゴス・ロリの知識が少しは増えたので、
Baby, The Stars Shine Bright などというお店の名前にも
親しみを感じます（カミさんは先日代官山の本店に行って来たんですよ）。
この映画のおかげですっかり市民権を得たのでしょうか。
うちの近くじゃ着ている人をあんまりみかけませんが、
東京に行くと時々見かけますね。冬はコートに隠れてよく見えないのが残念です。
(2004/12/5, 香港版DVD)：
何度観ても、最初のエピソードは切ない。え、この女優さん、『１７歳のカルテ』
に出てた人！？気づきませんでした……。素敵なのはやはり２番目のエピソードのダイクの人。 たまりません。もう、出てくるだけでうっとり……。え、この女優さん、 『ボーイズ・ドント・クライ』の主人公の恋人役の人！？全然気づきませんでした。
最後のエピソードは、シャロン・ストーンの相手役の女性がとってもチャーミング。
縄文時代の土器を自分の宝にしているおばあさんがすっごく面白い！ なんとしゃべっているのかわかったらもっと面白かったんだけど……。 「自分というものがいたという証拠を残したい」というような意味のことばが、 一番印象に残りました。
製作の方はなんと坂戸市在住。
公式サイト：http://www2.tba.t-com.ne.jp/srkm/