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フルネ・セレの公式、全曲率と結び目

フルネ・セレの公式を証明しました:
e'(s) κ(s)n(s)
n'(s)−κ(s)e(s)+τ(s)b(s)
b'(s)−τ(s)n(s)

次に捩率τの意味について解説し、平面上の曲線は必ず捩率が0になることを 具体例 p(t)=(cos t, sin t, 0) (0≦t≦2π)で観察しました。

最後に空間曲線p=p(s) (0≦s≦L)の全曲率
   ∫0Lκ(s)ds
に関する次の事実を紹介しました。

  1. 空間内の閉曲線に対して不等式 2π≦∫0Lκ(s)ds が成立する。
  2. 空間内の「もつれた」閉曲線に対して不等式 4π≦∫0Lκ(s)ds が成立する。

次回から空間の曲面について学びます。




演習

プリントNo.1の3(5)(6)(7)を解きました。 4(1)も検討しました。 次回は4(3)(4)、7,8をやる予定です。 それが終わったら No.2 をやります。